【タルムード】説話9 難破船の3人の乗客『適正なリスク計算-冷静に計算できる人間が生き残る』

雑記

こんばんわーくり坊です。

今日は「タルムード」の中から1つ説話を紹介します。
タルムードって?方は、ぜひこちらも→【タルムード】リスク・コントロール⁉ ユダヤ人の成功哲学の秘密

【難破船の3人の乗客】
ある時、帆船が嵐に遭って難破した。
流れ着いたのは、フルーツのたわわに実る島で会った。
船はその島で修理を済ませてから出航することになった。
乗客は3人いた。1人の乗客は、いつ修理が終わって船が出てしまうかわからないので、取り残されたら大変だと、船から降りなかった。
嵐に遭い、何日も空腹だったが、船が出てしまう心配の方が先にたち、それは我慢することにした。

もう1人の乗客は、島に降りたが、船が見える範囲内でフルーツを食べ、船の修理が終わる様子を見て、急いで船に戻って来た。
たらふくは食べられなかったが、なんとか空腹を満たし、フルーツで水分補給もできた。

もう1人の乗客は、そんな簡単には船の修理はできないと思い、島の中まで入ってフルーツをたらふく食べた。
船は見えなかったが、まだ大丈夫と次から次へとフルーツを食べた。
お腹いっぱいになって戻って来たら、船は出航した後で、島に取り残されてしまった。

まったく船を降りなかった乗客は、その後の航海に耐え切れず死んでしまった。
島に残された乗客も、無人島から脱出できず、そこで一生を終わった。

ここで説話は終わりです(‘◇’)ゞ

この説話から学べることは『適正なリスク計算-冷静に計算できる人間が生き残る』

リスクを「大・中・小」に分類して対処

物事にはリスクは付き物です。
船が出るのを心配しすぎた乗客も、楽観的に考えすぎた乗客も、結局不幸な結果を招いてしまった。
空腹のリスク、取り残されるリスク、両方のリスクを計算し、正確な状況判断をした乗客だけ生き残った。
リスクを伴う場合、慎重になりすぎても大胆になりすぎても失敗する。
頭を柔軟に使えば、選択肢はいくつも思い浮かぶはずです。
AかBだけじゃなく、C・D・Eとその中で、どれが1番リスクが小さいか、そして最低限でも何らかの成果を得られるかを考える。
日本では「石橋を叩いて渡る」」「念には念を入れる」という諺があり、慎重な上にも慎重にと教えているのだが、どこまで事前準備をすれば、どこまでの成果を得られるのかという成果との関係を伝えていないが、ユダヤの説話では、どれも成果を得る具体的な対処策を提示する。
石橋は崩れないのだから叩く必要はないとすると必要な事は、その橋は腐った木製なのか丈夫な石なのか調査をする。

ユダヤ人は頭の中でどう考えてリスクを計算するのか?

日本では大きな困難に直面しそうな時、「大丈夫、山より大きな猪は出ない」という言い方で、不安を和らげようとする。
しかし、現実には山ほどではなくても、それこそ想定外の大猪が飛び出してくるかもしれない。
そうなれば当然パニックを起こすでしょう。
ユダヤでは、最初から悪戯に心配したり不安になるのは損だと考え、「猪は必ず飛び出してくる」と事前予想を立てておく。
そして調査隊を出す。
ヘブライ聖書には、モーゼがカナンの地に入る前に調査隊を出した記述があり、正確な事前調査と情報分析の必要性を教えている。
さらに、猪の大きさを大・中・小の3種類に分け、それぞれの対策を講じ、「大」の猪が出てきた時は素早く撤退する。
もちろん、逃げるルートも事前に打ち合わせしておく。

ユダヤ人は常に「分散」「損切り」を実行する

財産3分法という資産管理方法がある。
現代では、不動産、株式、債券の3種類の違った金融商品に投資する方法を言うが、その発祥は古代ユダヤにあるそうだ。
現金、不動産、そして貴金属や装飾品など、別の種類の資産に分散することで、全体の資産の変動リスクを減らそうという考えである。
つまり、全資産の大半の部分はリスクの小さい運用法で安全に管理して、10%程はハイリスクな運用法で管理をする。
リスクが高い分、上がった場合は儲けも大きいが、いくら儲かったとしても配分は変更しない。
さらに損切りラインを決めることも大切である。
プロの投資家になればなるほど、分散投資を徹底し、その上で損切りルールをあらかじめ決めている。
大猪に殺されてしまったら元も子もなく、撤退のルールは事前に考えておくことが絶対必要です。
ユダヤ人であれば、「分散」「損切り」は常識である。

 

さて日本で見てみるとどうでしょうか?日本企業は?
何かを決めるのに会議だの稟議だのと、組織の意思決定が遅いので、素早い撤退は苦手です。
ぐずぐず様子を見ているうちに、なかなか手仕舞いができず損害をこうむることが多い。
損害を出しても隠ぺいして、たらふく食べたキツネが柵の中で隠れているのと同じです。
こうして、どんどん損失の深みにはまってリスクが増大する。損切りの判断ができなくなってしまう。
やはり、損切りのルールなど起きうることへの対策・対応方法を事前に決めるのが最重要ですね。

株も始めたばかりで深く考えてなかったけど、今のうちに「損切りライン」を決めといた方がよさそうですね(‘◇’)ゞ

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