【タルムード】説話8 キツネと葡萄畑『何でも自分でやろうとすると危険がいっぱい-サブコントラクトとブラックボックス』

雑記

こんばんわーくり坊です。
今日は「タルムード」の中から1つ説話を紹介します。
タルムードって?方は、ぜひこちらも→【タルムード】リスク・コントロール⁉ ユダヤ人の成功哲学の秘密

【キツネと葡萄畑】
ある日、キツネが葡萄畑のそばを通りかかった。
あまりに美味しそうな葡萄が垂れ下がっているので畑に入って取ろうとした。
ところが、葡萄畑はしっかりと柵に囲まれていて、太ったキツネはその隙間を通れない。
そこでキツネは考えた。

「よし、それなら野うさぎを捕まえるのをやめて何日も空腹を我慢すれば、痩せて柵の隙間を通れるようになるに違いない」
キツネは餌を取る狩りをやめて自分の巣の中にこもって、空腹をじっと我慢した。
やっと柵の隙間を通れるぐらいに痩せてきたので、フラフラになりながら巣穴から出て、葡萄畑の柵をすり抜け、お目当ての葡萄にありついた。

その葡萄の美味なこと。
あまりに美味しいので、ついついキツネは夢中になってもうこれ以上、胃に入らないほど何房も食べ続けた。そして、生っていた葡萄を全部食べつくしてしまった。

ハッと我に返ったキツネは、自分の腹が葡萄でパンパンに膨れ上がって、入ってきた柵を通り抜けられなくなってしまったことに気がついた。
このままでは自分の巣穴に戻れない。
そこでキツネは考えた。2つのオプションがあると。

オプションAは、苦しいけれど食べた葡萄を全部吐き出して胃袋を元のペシャンコに戻す。
オプションBは、猟師に見つかる危険を冒して柵の中にとどまり、葡萄の木の間に身を隠して、入った時と同じように痩せるまで待つ。

さて、キツネはどちらを選択したのだろうか?

 

ここで説話はおしまいです(‘◇’)ゞ

この説話で学ぶことは、『何でも自分でやろうとすると危険がいっぱい-サブコントラクトとブラックボックス』です。

日本人の選びがちな「一か八か」の答え

この説話もユダヤの母親が子供に語って聞かせる話です。
キツネの取った行動を子供に判断させ、その答えについて「なぜ?」と理由を尋ねる。
さて、皆さんならAとBのどちらを選択しますか?
日本人はオプションBを選ぶ方が多いみたいです。
日本人は一度手にしたものを手放すのが苦手なので、オプションAを躊躇なく選ぶ人は少ない。
Aを選択すれば吐き出さなければならず、得るものはない。巣穴で我慢して痩せた努力が水の泡になってしまう。
だったら、「伸るか反るか」「一か八か」、猟師に見つかるリスクを冒しても、成果を得る方に賭けてみる、という考え方がオプションBで、こちらの方が潔く男らしいと考えるに人が日本人には多い。
では、ユダヤ人は子供がどちらと言えば正解というのだろうか。おそらくAでもBでも正解とはならない。
ユダヤ人は行動に移る前にリスクを分析する。リスク・コントロールはユダヤ人の習性である。
リスク・コントロールとは、リスクと成果が均衡する点を探すことであるが、多くのユダヤ人は「最小リスクの最小成果」を選ぶ。
1回のチャレンジでは僅かな成果でいいので、リスクが少ない方がいいと考えるからです。
少しの成果を得られれば、再チャレンジの機会は必ず巡って来る。そう考えて欲張らず次のチャンスを待つ。これを繰り返せば成果は積み重なって大きくなっていく。
一か八かは「最大リスクの最大成果」を狙うやり方で最も反ユダヤ的です。

最小リスクで最適効果を選べ

ユダヤ人は、AでもBでもなく、子供がいかに「最小リスク」で「最適効果」のCやDの答えを導き出せるかを教える。
こうしたリスク・コントロールの考え方は、お金に関しても同様である。
このキツネのように「大きく儲けよう」とすると、必ず大きなリスクが待っているとユダヤ人は知っている。だから、強欲にならないよう、戒律に従い、常に慎ましい生活を続けている。
しかし、この説話には幾通りもある。
最小リスクの最適効果を生む方法を頭の中で必死に考えると、キツネが自分では柵の中に入らず、リスやネズミなど他の小動物に取って来てもらうとしたらどうでしょうか。
この方法なら猟師に見つかる危険、逃げ出せなくなる危険も回避できます。
その代わりに取ってきた葡萄を分け与える。
ビジネスで言えば、他人と共同して事業を行うジョイント・ベンチャーやアウトソーシングを含めた「サブコントラクト化」なのです。

参入障壁を高くすることまで考えよ

だが、ユダヤ人はこんなところではとどまらない。
「リスに頼んで取りに行ってもらう」と答えた子供に、さらに突っ込んだ質問をする。
母-「他のキツネも同じようにリスに頼んだら競争になるけど、どうする?」
子供-「じゃあ、地上のリスじゃなくて、空から柵の中の葡萄を取って来られる鳥に頼む」
母-「空を飛ぶ鳥に、どうやって頼みごとをするの?」
子供-「空から良く見えるように地面に大きなチェス盤みたいな模様を描いて、そこに鳥の好きな木の実を置いといたら、来てくれるんじゃないかな」
母-「いい考えだね、なかなかそこまで思いつかないよ。でも、他のキツネがそれを見て真似をしたらどうする?鳥はそっちにいってしまうかも」
子供-「鳥が来てくれた時に、『葡萄を取ってきてくれたら、次にはもっと美味しい木の実をたくさん置いてあげるよ。ただし、地面に描くのは別の模様にする。どんな模様にするかは、葡萄を取ってきてくれた時に教える』というよ」
ここで初めて子供を誉めます。
リスに頼むのはサブコントラクト化というビジネスモデル他のキツネの参入は「競合」です。
そして他のキツネに横取りされないように、どうやって参入障壁を高くするかを考えさせ、「どんな模様にするか分からないようにする」ところまでたどり着かせる。
すなわち、ブラックボックス化である。これで参入障壁はすごく高くなる。

 

 

ユダヤ人は致命的な損失を被るリスクを冒さない。
徹底的にリサーチをし、コツコツと「最小リスク最小効果」でビジネスに臨む。
「1発当てる」という強欲な発想がないからこそ、状況を冷静に判断し、引き時を計算できる。
そして、「想定外」のトラブルが起きたとしても、パニックにならず最小のリスクで乗り切れる。
こうした思考法を小さい頃から鍛錬して身に付ける。
この「リスク・コントロール」と「リスク分散」は、聖典タルムードの教えでもあるが、現在ビジネススクールのケースブックとして使われてもいいほど示唆と教訓に富んでいます。

やはり知識は必要ですね。
こんな考え方、今まで全くなかったです。
教えるにも知らないから教えれない。
しっかりと勉強をして、自分の子供に伝えていきたいと思います。
知らないと損をしてしまう世知辛い世の中、少しでも生きやすくなるためにタルムードの教えは大切ですね。
もっと早く知っておきたかったなぁ~~(ToT)/~~~

それでは、また次回!!!

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