【タルムード】説話7 手と足と目と口、一番偉いのは誰?『口こそ最大の武器である-日本人はプレゼン力を磨け』

雑記

こんばんわーくり坊です。

今日は「タルムード」の中から1つ説話を紹介します。
タルムードって?方は、ぜひこちらも→【タルムード】リスク・コントロール⁉ ユダヤ人の成功哲学の秘密

【手と足と目と口、一番偉いのは誰?】
人間には足が2つ、手は2つ、目は2つ、耳は2つ、鼻の穴も2つと、重要なものはすべて2つある。
ところが口は1つしかない。
このことをユダヤ人は、「なぜなのか?」と、古来から議論をしてきた。そこでこんな説話を紹介しよう。

ある国の王様が、不治の病に侵された。
どんな医者もこの病を治せず、王様はどんどん衰弱していくばかりである。
そんな折、ある祈祷師が通りかかって、病気の診断をした。
「この病気を治すには、世界で最も手に入り難いといわれている、母ライオンのお乳を飲ませるしかありません」

そこで、「母ライオンのミルクを取ってきた者には、どんなご褒美でも取らせる」とお触れが出された。とはいえ、母ライオンは、子供を守ろうとして、近づく者を皆咬み殺してしまう。
褒美は魅力的だったが、国中の人間は怖がって、ライオンのミルクなどとても取りには行けなかった。

しかし、村に住んでいた1人の若者がこれに挑んだ。
彼の目と耳が相談し、1頭の母ライオンを見つけた。
いろいろ考えた末に、母ライオンに羊の肉を与えて1歩近づき、また次の日も羊の肉を与えて1歩近づき……と、これを何日も繰り返して近づく方法を思いついた。

若者はこの方法を勇気をふるって実行に移した。
そして何日も繰り返して、両手、両足、両目は、母ライオンの乳房のところにまで近づいた。
若者はついにライオンの警戒心を解き、母ライオンの暖かで新鮮なミルクを取ることに成功した。
ところが、いざ王様のところにミルクを持っていこうとしたとき、両手と両足と両目が喧嘩を始めた。

両目-「このオレが母ライオンまでの距離を正確に目測し、1歩1歩近づくことができたんだ。だからこのオレが1番たくさん褒美をもらうべきだ」
両足-「何を言う。このオレがいたからこそ、もしライオンが襲ってきても逃げることができた。1番大切な役割だ。もちろん、1歩1歩近づいたのもオレだ。だからオレが1番たくさん褒美をもらうべきだ」
両手-「何を言う。母ライオンの乳をしぼったのは、このオレだ。それこそ1番大事な役割じゃないか」

3人の論争を聞いていて、今まで何もしなかった「口」が、初めて口を開いた。
「両手も両足も両目も言っていることは全然なってない。このオレこそが、1番褒美をたくさんもらうべきだ」
これには、両目、両足、両手も大反論する。
「何を言っているんだ。おまえは何もしていないではないか。したがって、おまえの褒美は何もないぞ」

ところが、ミルクを王様に届けたときに、口が勝手に叫びだした。
「王様、ここに犬のミルクを持ってまいりました。これで王様の病気は直ちに全快するはずです」
この言葉に王様は大激怒。
「母ライオンのミルクを持ってこいと言ったはずだ。なのに犬のミルクを持ってくるとは何事だ!ふざけた野郎だ、即刻処刑せよ!」

両目、両足、両手は、王様の剣幕に震え上がり、「おい、何とか言ってくれ。頼むから本当のことを言ってくれ」と、口に懇願した。
「それみろ、口こそが1番重要なのだ。褒美は全部俺がもらうぞ、いいのか?」
両目、両足、両手は、しぶしぶ頷くしかなかった。

ここで説話は終了~~(‘◇’)ゞ

 

この説話から学べることは、『口こそ最大の武器である-日本人はプレゼン力を磨け』である。
この説話は言葉の重要性を説いたものです。

「舌の先に幸せがある」というユダヤの格言を前に紹介しましたが
【タルムード】説話6 神との交渉『しつこい交渉と少しの成果の積み重ね-ユダヤの漸進主義を仕事に活かせ』
ここでも口こそが最大の武器であるとストレートに伝えています。
ユダヤ人はまさに口から生まれてきたような民族で、議論や口論が大好きです。

しかし、日本人はあまり好きではなく、自分の周囲の人が口論を始めると、非常に迷惑そうな顔をします。会席の場などでも口論を始めると「ここは口論の場ではない」と怒られることもあります。
では、いつが口論の場なのか?会社の会議か?
日本の会社の会議というのは、あらかじめ書類が配られ、それを確認し合う慣例的なものが多く、そこで自己主張し合うといったシーンはほとんどないに等しい。
日本は異論を封じてしまう社会なのである。

ユダヤ民族は、これとは全く逆で異論は大歓迎。討論は一種の芸術であり、口論や討論こそ「Wisdom」の源泉だと考えられている。なので、ユダヤ人はとことん質問する。
肩書や権威は通用しない、質問を受け付ける人物か、質問に答える人物か、がまず信用の第一。
これに対して、日本人は質問しない。代わりに肩書や権威を信用する。
世界では「ディベート」や「質疑応答」がどんどん取り入れられているが、日本は議論の文化が育たない。世界はネットを通じて議論し、自己主張し合っている。
反論することを避けているようでは今に誰にも相手されなくなってしまう。

発言力を磨き、パフォーマンスを磨き、プレゼン力を磨くことこそが今、日本人に求められている。

相手を尊重することを重んじる日本文化の中で反論は揚げ足を取るようで嫌われてしまう。
知らず知らずのうちに潜在意識の中に刷り込まれている議論をしない習慣。
このままでは、ダメだと感じた時こそ動くとき…
自分なりに考え、発言力を身に付けていこう。
嫌われるから発言しない空気を読むではなく、自分の人生だからこそ必要な時は発言をする。
必要な時に発言できる力を付けよう(゚Д゚)ノ

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